【アメリカでも発見】秋の味覚!ヤマブドウで生活を豊かに

こんにちは。アメリカ在住のさっこです。
アメリカに移住して7年目の昨年、幸運なことに、自生しているヤマブドウを偶然見つけました。しかも、いつもお散歩をしている公園で。
厳密には、ヤマブドウと読んでいいのかわかりませんが、野生ブドウの一種には間違いありません。
なぜ、今まで目に入らなかったのか??
見たところ、そのヤマブドウに興味があるのは、私たち夫婦と小鳥さんのみ。
お酒作りが趣味の私たちは、今年もヤマブドウの収穫に行ってきました。
ヤマブドウ
我が家の敷地内にもヤマブドウのツルがチラホラ。
調べてみると、もともとここペンシルベニア州に自生している品種のようです。
しかし、私たちにとっては、秋の味覚のヤマブドウですが、一般の方々にとっては、駆除すべきヤマブドウのようで、「侵略的雑草」に分類されていました。
ヤマブドウって、雄株と雌株があって、雌株にしか実がならないんですよ。
そして、実をつけるまでに3〜4年はかかると言われていて、3〜4年も放っておくと、ツルが伸び放題で、他の木に絡みついてしまい、大変なことに!!
これが「侵略的雑草」に分類されてしまう理由かと。
ですから、侵略的雑草扱いのヤマブドウは、残念ながら、定期的に切られてしまうのです。
今年は、公園のヤマブドウが、大規模に伐採されてしまって、収穫量は昨年の1/8。
何箇所か収穫できる場所が残っているので、もう少し取りに歩きたいと思っています。(今年は、ワインが仕込めるかどうか。。。)
食べ方いろいろ
ヤマブドウワイン

そろそろ1年経つので、飲み頃かもしれません。
最後に試飲をした時は、まだ酸味が強かったのですが、喉越しアッサリ。
今は、どのように熟成されたか。。。ん〜楽しみです。
初挑戦のこのワインは、果汁だけで作ったワインです。
今年は、十分なブドウが収穫できたら、皮も一緒に入れたワインを作ろうと思っています。
皮を入れると、もっと色も渋みも濃いワインになると考えているのですが。。。
ヤマブドウ酒

大好きなラム酒に漬け込んだヤマブドウ酒です。
もう少しで飲んでしまいます。
美味しすぎます。
ヤマブドウジャム

チーズとヤマブドウのジャムをクラッカーに乗せて食べることが多いです。
ヤマブドウの種が、カリカリとしたアクセントになります。
ヤマブドウの味がとても濃いので、クリームチーズやマスカルポーネなどに、よく合います。
ヤマブドウ酵母を使ったパン
まだ、未挑戦です。挑戦したら、写真をアップしたいと思っています。
ご注意ください
アメリカでは、これを書いている2018年9月現在、全ての州でHome Brewing(自家製醸造)が認められています。
しかし、州によって
- 作ったお酒を売ること
- 作ったお酒を家の外へ持ち出すこと
- 各家庭で作れる量
- アルコール度数が高いお酒の取り扱い
などが、事細かく決められていたりします。
ですから、お酒を作りたいな〜と思ったら、お住いの州、お住いの国、お住いの地域の規則をご確認の上、自己責任でお楽しみください。
ちなみに、日本では、「酒税法」で国の許可なくアルコール度数1%以上の自家製醸造が禁止されています。
焼酎などに漬け込む果実酒なども、例外的に許可された条件のもの以外は禁止です。
ヤマブドウに関して言うと、例外的に許可された条件に該当しないので、日本ではヤマブドウワイン作りやヤマブドウ酒作りは違法ですので、ご注意ください。
おわりに
季節を問わず、一年中、なんでも手に入る昨今。何が旬の食べ物なのか、わかりにくくなってきています。
だからこそ、季節を感じることができる自然界からの恵みには、生活を豊かにする要素がたくさん詰まっていると思っています。
小鳥さんたちとシェアしながら、必要な分だけ、いただきます。
おまけ:息子くんも楽しくヤマブドウ狩りに参加してくれました。