【アメリカ代理母出産体験談】代理母になってもいいという女性はこんな方

こんにちは。アメリカ在住、2017年に代理母出産で息子を授かったさっこです。
「代理母出産」を必要とし、真剣に考えている方々のために、私の体験談をシェアしていきたいと思います。
前回の話を読んでいない方は、まずこちらをお読みください。
今回は、「代理母になってもいいという女性はこんな方だった」ということについて、書いていこうと思います。
私たちが代理母になってくれる方に望んでいた条件
弁護士さんが持っている「代理母になってくれる女性を待つリスト」に名前を入れた際、自分たちのプロフィールと共に相手に望むことを書きました。
まあ、私たちが望む条件みたいなものです。
- 出産の経験が1回以上ある人
- 過去の妊娠・出産で、問題がなかった人
- 心身共に健康な人
- タバコや麻薬を吸わない人
- 生活保護を受けていない人
- 協力的な家族がいる人
- できれば、近くに住んでいる人
代理母になってもいいという方々が、私たちのプロフィールと望む条件を見て、協力するかどうかを決めるシステムなんだそうです。
後から知りましたが、私たちが相手に望んだ住んでいる場所以外のことは、お世話になった病院のガイドラインにも入っていました。
義母が彼女を知った経緯
彼女(Aさん)には、私たちのように、赤ちゃんが欲しいけど産めない友人がいました。
Aさんは、その友人のために、代理母になろうと決意し、代理母についてたくさんリサーチをしたそうです。
結局、Aさんが友人の代理母になることはなかったのですが、その話を、義母の友人(Bさん)が知っていました。
Bさんは、Aさんと友達です。
Bさんが、私たちのことをAさんに話したとき、Aさんは「協力できるかもしれない」と言ってくださいました。
それを、私たちが義母経由で知ったのです。
義母から受け取った連絡先に、緊張しながら電話をかけました。
彼女は、エネルギッシュな声の持ち主で、とても優しく対応してくださいました。
私たちは、会う約束をして、その日の電話は終わりました。
彼女は素晴らしい人でした
忘れもしない、その日は、よく晴れた土曜日。
一緒に夕食を食べようということになり、ピザとサラダとケーキを抱え、彼女の家に遊びに行きました。
彼女は、パートナーと3人の子ども達、犬、ニワトリ、ハチと一緒に暮らしていました。なかなか賑やかです。
みんなで食卓を囲み、談笑した後、庭を散歩しました。ここまでは、子ども達も一緒。
その後、私たちはデザートを食べながら、本題に入ることにしました。子ども達は、それぞれ寝る準備を始めます。
改めて、私たちのことをお話し、彼女とパートナーの方のお気持ちを確認しました。
いただいたお返事は、とても前向き。
パートナーの方は、彼女のやりたい気持ちをとても尊重しています。子ども達の反応も大丈夫だったようです。
彼らは、これまでにも、フォスターファミリーという「何らかの理由で、親元を離れなければいけない成人前の子ども達を、一時的に引き受け、養育する」ということをやっていました。
「人を助けることは、ごく当たり前のこと」という素晴らしい方々。「やってあげているのよ〜」という感じは全くなく、ごく自然にそのような素晴らしいことをやっているのです。
子ども達も、「次は代理母になって人助けをするのね〜」くらいの反応だったそうです。
ただ、一番下の子(当時6歳)は、「産んでもいいけど、赤ちゃんを連れて帰らないでね。」と言ったそうです。
お会いして、彼女の考え方、彼女の生活環境、全てが好きになりました。
契約を交わす前に、病院で行われるテストのこと、専門家によるカウンセリングのこと、医療アプローチの進み方など私たちが知っている限りのことを伝えると、全て大丈夫だと言ってくださいました。
私たちのためにたくさんの時間を使うことに対し、一つもネガティブなことを言わない彼らに感動し、その日は帰宅しました。
次に彼らに会ったのは、病院です。
その話は、次回、書きたいと思います。
【注意】
この記事は、2012年から2017年にかけて、私個人が感じたり、行動したりした体験談です。
全ての方に当てはまる事例ではありませんので、参考程度にお読みください。
〉〉〉第3話『【アメリカ代理母出産体験談】代理母と契約書を交わすまでの流れ』