アメリカ移住後、上達したことは英語とポットラックパーティーで大人気のお寿司

こんにちは。アメリカ移住歴8年のさっこです。
移住してから、圧倒的に増えたことは英語を使うこととパーティー。パーティーにはお呼ばれもしますし、我が家でも定期的に開催しています。『パーティー』というと、聞こえは大げさですが、人が集まればみんなパーティーです。日本にいた時に置き換えると、家族が集まるお正月やお盆はパーティーになりますし、飲み会もパーティーです。
パーティーを大きく2種類に分けると、
- ポットラックパーティー
- ポットラックじゃないパーティー
になります。ポットラック(Potluck)とは、みんなで食べ物/飲み物を持ち寄ってするパーティーのこと。
そう、アメリカに移住して圧倒的に増えたパーティーとは、ポットラックパーティーのことです。
そして、私が上達したことは、パーティー料理を作ること。今回は、特に上達した大人気のパーティー料理『お寿司』について書いていこうと思います。
日本料理=寿司
日本料理はアメリカで大人気です。しかし、限られた日本料理しか知られていないのが現状。
日本料理の中で多くのアメリカ人に認知されているのは寿司とHIBACHI。最近では、ラーメンも人気になってきました。私が思っている日本料理とは違うイメージのものが日本料理として認識されています。
Not a big fan of spiders but this SPIDER roll is pretty dank🤙🏻😍🔥 Who likes spider rolls?? #ozensushi
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写真は私のお気に入りお寿司『スパイダーロール』。殻まで食べられる蟹の天ぷらが入っている巻き寿司です。こんなの日本では見たことありませんでした。(笑)
そして、HIBACHIとは鉄板焼きのこと。これも日本の鉄板焼きとは違います。(苦笑)
移住1年目、旦那くんの両親と3ヶ月間同居していました。その時に張り切っていろんな日本食を作った結果、日本料理特有の繊細な味は、彼らの口に合わないことがわかりました。お出汁にこだわって作ったおでんに関していえば、「何を食べても同じ味がする」と言われ、ものすごくショックを受けたことを昨日のことのように思い出します。
味がしっかりしているカレーや豚汁、ラーメン、そしてお寿司は義両親の口にも合うようですが。。。
さっこ
アメリカで日本料理は大人気
農林水産省が定期的に行なっている『海外の日本食レストラン数の調査』によりますと、2017年10月の時点で、世界にある日本食レストランは11万8千店。その約20%に当たる25,300店が北米にあります。
調査が始まった2006年の時点では、北米にある日本食レストランは1万店でした。この約10年でレストラン数が2.5倍になっていることから、日本食の人気が伺えます。
さっこ
また、同じく農林水産省が2015年に行なった『平成 27 年度 海外の日本食レストランにおける 食材調達実態調査(北米)』には、アメリカの人気雑誌『Parada Magazine』で夕食で食べたいエスニック料理の人気ランキングが掲載され、『日本食または寿司』が第4位にランクインしたと書かれていました。
順位 | エスニック料理 | 支持率 |
1 | 中華料理 | 76% |
2 | メキシコ料理 | 74% |
3 | イタリア料理 | 71% |
4 | 日本食または寿司 | 32% |
4 | ギリシャ料理 | 32% |
農林水産省『平成 27 年度 海外の日本食レストランにおける 食材調達実態調査(北米)』よりTechnomic調べ
日本のところだけ日本料理ではなく『日本食または寿司』と翻訳されているのが気になりますが、そこは置いておいて。お寿司が人気なのは、普段の生活の中でもヒシヒシと感じます。ほとんどのスーパーにはお寿司が売られていますし、『Sushi』と書かれたレストランをたくさん見かけます。
さっこ
ポットラック料理の基本
ポットラック料理を考える時、私にはいくつかのポイントがあります。
- 多くの人が食べられる料理
- 冷めても美味しい料理
- 食べやすい料理
- 見た目がかわいい料理
せっかく作るのですから、たくさんの人に美味しく食べてもらいたいですよね。ですから、パーティーに参加される方々を想像して、時にはこんなところまで気を配ります。
- 宗教
- アレルギー
- ダイエット
宗教
宗教の教義で食べられないものが決まっている人たちがいます。例えば、ユダヤ教。豚やエビ、貝類は食べられません。特にオーソドックスのグループの人たちは、コーシャ認定を受けているものしか口にしないので、パーティー料理には気を使います。コーシャについて詳しく知りたい方は『コーシャジャパン株式会社』のHPをご覧ください。
アレルギー
大人数のパーティーの場合は、材料を必ず明記するようにしています。少人数の場合は、あらかじめ何のアレルギーがあるのかわかるので、調理過程にも気を使いながら、アレルギー源を排除した料理を心がけます。
ダイエット
アメリカで『ダイエット』というと、食生活を指します。私の義兄は、度々ダイエットを変えるのですが、今はほぼベジタリアンをしています。
ベジタリアンと言っても一括りにはできず、『肉は食べないが魚は食べる』、『肉や魚は食べないが卵は食べる』など、ダイエットの決まりは人それぞれです。ベジタリアンの区分について知りたい方は『 Veganic Japan』のHPがわかりやすくてオススメです。
なぜ寿司はポットラックパーティーで大人気なのか
この8年、パーティーやリクエストがある度にお寿司を作ってきました。その間、お寿司は一度も不評だったことはありません。私なりにその理由を分析した結果、下記が考えられました。
多くの人が食べられる料理
アレンジしやすいので、パーティーに参加される方々の要望(宗教、アレルギー、ダイエットなど)に沿ったお寿司を作ることができます。また、何が入っているのか一目瞭然で、味が想像しやすいので、多くの人が手を出しやすい料理だと思っています。
冷めても美味しい料理
握りたて、作りたてがベストですが、時間が経っても美味しく食べられるのがお寿司。冷蔵庫で冷やすとご飯が硬くなってしまうので、パーティー当日に作らなくてはいけませんが、季節や場所を問わず、美味しくいただけます。
食べやすい料理
手でつまんで、さっと食べられるのはお寿司のとても魅力的なところです。私が作る巻き寿司は、醤油をつけなくても食べられるように味をつけた具材を入れています。一応、醤油も準備しますが、手軽に食べられるので、いつもすぐに売り切れます。
見た目がかわいい料理
人間は目でも料理を食べます。お寿司は見た目が最高にキレイなので、注目を集めやすいです。
特別感がある
スーパーでお寿司は売られているものの、他の人気料理に比べお寿司は少し高い感じがします。また、作ったことがない人の目には、とても特別な料理に映るそうです。
巻き寿司いろいろ
何を入れても酢飯で巻いちゃえば、巻き寿司になります。寿司の語源は『スメシ⇨スシ』だとも言われ、パーティーでうんちくを披露するためにも、基本は酢飯を使います。



おわりに
みんなに喜んでもらえるから作り続けているお寿司。その結果、どんどん上手に巻けるようになってきました。飾り巻き寿司にも興味があるので、これからは巻き寿司アートにも挑戦していきたいです。
次回のポットラックパーティーには、みんなに喜ばれる『お寿司』を持って行ってはいかがでしょうか?