【アメリカの現役教師が語る】先生へのホリデーギフトについて

こんにちは。アメリカ在住のさっこです。
私のパートナーは、私立学校の先生をしています。
彼は、年3回くらい、子どもたちからプレゼントをもらってくる機会があります。
- 12月:ホリデーギフト
- 5月:アプリシエーションギフト
- 6月:サンキューギフト
そんな彼に、アメリカの学校のホリデーギフト文化について聞いてみました。
もくじ
「ホリデーギフト」って何?
今日は、アメリカの学校のホリデーギフト文化について、色々聞かせてね。
さっこ
わかった〜。なんでも聞いて。
現役教師のパートナー
「ホリデーギフト」って、そもそも何?
さっこ
お世話になっている人たちに、「今年もありがとう。お世話になりました。」っていう感謝の気持ちを込めてギフトを送る文化のことだよ。
現役教師のパートナー
日本のお歳暮みたいなものだね。
さっこ
そうだね。アメリカでは、学校の先生、習い事の先生、ベビーシッターさん、ハウスキーバーさん、会社の従業員さん、マンションの警備員さん/従業員さん、郵便屋さん、などなど、「ホリデーギフト」をあげる対象者は人それぞれ。
現役教師のパートナー
私もベビーシッターとして働いていた時、「ホリデーギフト」をもらったもんな〜。大事にされている感じがして、とても嬉しかったな〜。
さっこ
「ホリデーギフト」をもらう人たちの中には、年に一度の「ボーナス」として、期待している人もいると思う。
現役教師のパートナー
そう言えば、友達から「マンションの警備員さんへのホリデーギフトを集める案内がきた」って聞いたことがあるな〜。みんなで「ボーナス」を作ってあげるんだって。
さっこ
本来は、感謝の気持ちを伝える文化だから、「ホリデーギフトをあげなければいけない」っていう、義務みたいなプレッシャーがあることには、僕は疑問を感じるんだけど…。
現役教師のパートナー
「誰に、なんのために、ホリデーギフトをあげるのか」家族できちんと話し合わないと、ホリデーギフト貧乏になりそう。負担に感じることなく、いい気持ちで感謝を伝えたいよね。
さっこ
「ホリデーギフト」は、いつあげるの?
ちょっと話が広がりすぎちゃったから、「先生へのホリデーギフト」に話を戻すね。
子ども達は、いつ「ホリデーギフト」を学校に持ってくるの?
さっこ
クリスマス前からお正月にかけて、「ホリデーブレイク」という短い冬休みがあるんだけど、その休みに入る2〜3日くらい前から、ギフトを持ってきてくれる子ども達が多いかな。
現役教師のパートナー
どのくらいの子どもたちから「ホリデーギフト」をもらうの?
「ホリデーギフト」は、全員からもらうわけではないよね?
さっこ
そうだね。ホームルームティーチャーはどうなのか聞いたことないけど、僕は、スペシャルズ(美術教師)だから、学校全体の20〜35%くらいの子どもたちからもらっていると思う。
現役教師のパートナー
その子たちに、お返しはしているの?
さっこ
サンキューカードを渡しているよ。
以前は、もらったらすぐにプレゼントを見て、その日にサンキューカードを渡していたんだけど、今は、ホリデーブレイク中にゆっくりとプレゼントを見て、ブレイク明けにサンキューカードを渡しているよ。
現役教師のパートナー
どんな「ホリデーギフト」をもらうの?
私は、ベビーシッターをしていた時、「ホリデーギフト」として「チェック(小切手)」をもらうことが多かったけど、学校の先生たちは、どんなものをもらうの?
さっこ
チェックや現金をもらったことはないな〜(笑)子どもたちが先生にあげるものとして、ふさわしくないからね。アルコールとかもそう。
本当にいろいろもらうんだけど、多いのはギフトカード。次にお菓子類かな。
現役教師のパートナー
これまで、もらったものを思い出してもらってもいい?
さっこ
…。
頑張ってみる…。
ギフトカード($5〜25)、クリスマスオーナメント(既製品/手作り)、子どもたちのハンドメイドギフト、ホリデーデコレーション、手作りお菓子、有名店のピザ、有名店のお菓子、キャンディーが詰まったマグカップ、ネクタイ、財布、香水…
今、思い出せるのは、こんな感じかな。
現役教師のパートナー
もらって嬉しい「ホリデーギフト」って何?
もらって嬉しい「ホリデーギフト」って、どんなもの?
さっこ
スターバックスのギフトカードも、よくもらってくるよね。
さっこ
うん。よくもらうね。
僕はコーヒーが飲めないし、スターバックスにはほとんど行かないから、使う機会はあまりないんだけど、君が使えるから、スターバックスのギフトカードも嬉しいね。
現役教師のパートナー
そっか〜。私が全部使わせてもらっていたのか〜。ありがとね〜。
さっこ
ギフトカード以外だと、個人的には、心がこもっている手作りお菓子と手作りカードが嬉しい。
手作りカードに、子どもの字で、子どもがちゃんと考えたメッセージが書かれてあると、本当に嬉しい。
現役教師のパートナー
メッセージに心がこもっていると、ジーンとくるよね。
さっこ
先生も人間だからね。子どもたちに認めてもらえると、嬉しいんだよね。だから、手作りカードだけでも、僕は十分嬉しい。
参考画像:「The Best Thank You Gift for a Teacher」より
ホリデーカードについては、こちらをお読みください。
現役教師のパートナー
もらって嬉しくない「ホリデーギフト」ってある?
言いにくいかもしれないけど、もらって嬉しくない「ホリデーギフト」って、どんなもの?
さっこ
!(笑)基本、僕はなんでも嬉しいんだけど(笑)
強いていうなら、賞味期限が短い食べ物をたくさんもらうと困るかな。あとは、さっきも言ったけど、行かないお店の$5ギフトカード。そのお店にギフトカードを使うつもりで行くと、余計にお金がかかっちゃうこともあるからね(苦笑)
現役教師のパートナー
おわりに
息子くんがもう少し大きくなれば、我が家にも深く関係してくる「先生方へのホリデーギフト文化」。
感謝の気持ちを伝えるための文化だということを忘れず、楽しく「ホリデーギフト」を考えていきたいものだと思いました。
ギフト自体にも意味はありますが、そのギフトを選ぶ過程、考える過程の方に、もっと意味があると思っています。
ですから、息子くんがもう少し大きくなったら、そのプロセスを大切にしていきたいな〜って思いました。
【注意】
これは、ある私立小学校で働く美術教師の個人的見解です。参考程度にお読みください。